REFERENCE

ウイスキー用語集

ジャパニーズウイスキーをより深く楽しむための専門用語を解説します。

あ行

エンジェルズシェアAngel's Share
樽熟成中にウイスキーが蒸発して失われる量。「天使の分け前」とも。日本では年間2〜4%が蒸発する。
オールドボトルOld Bottle
過去に製造・販売されたウイスキーのボトル。終売品や限定品が高値で取引される。

か行

カスクストレングスCask Strength
樽から出したまま加水せずにボトリングしたウイスキー。50〜65度の高アルコール度数で、原酒本来の力強い味わいを楽しめる。
グレーンウイスキーGrain Whisky
トウモロコシや小麦などの穀物を原料に、連続式蒸留器で蒸留したウイスキー。軽やかでクリーンな味わい。
コラムスチルColumn Still
連続式蒸留器。パテントスチルとも。グレーンウイスキーの蒸留に使用。効率よく高純度のアルコールを得られる。

さ行

シェリーカスクSherry Cask
スペインのシェリー酒の熟成に使われた樽。ドライフルーツ、スパイス、チョコレートのような風味をウイスキーに与える。
シングルカスクSingle Cask
1つの樽からのみボトリングされたウイスキー。樽ごとに味が異なる一期一会の体験。
シングルモルトSingle Malt
大麦麦芽のみを原料に、単一の蒸留所で造られたウイスキー。蒸留所の個性が最もよく表れる。
スモーキーSmoky
ピートで乾燥させた麦芽を使用したウイスキーの風味。燻製のような香り。フェノール値(ppm)で程度を示す。

た行

チャーChar
樽の内側を焦がす工程。焦がしの程度によりバニラやキャラメルなどの風味の出方が変わる。
テイスティングノートTasting Note
ウイスキーの香り・味わい・余韻を言語化したもの。色調、ノーズ(香り)、パレット(味わい)、フィニッシュ(余韻)の4段階で表現する。
トワイスアップTwice Up
ウイスキーと同量の常温の水を加える飲み方。ブレンダーがテイスティング時に使う方法で、隠れた香りが開く。

な行

ニューポットNew Pot / New Make
蒸留直後の無色透明のウイスキー原酒。樽に入れる前の状態。アルコール度数は約70度。
NASNo Age Statement
ラベルに熟成年数を表記しないウイスキー。原酒不足を背景に増加したが、高品質な製品も多い。

は行

ハイボールHighball
ウイスキーのソーダ割り。日本では2008年頃からブームとなり、ウイスキー消費を牽引する飲み方に。
バーボンカスクBourbon Cask
アメリカンバーボンの熟成に使われた樽。バニラ、キャラメル、ハニーの甘い風味を与える。最も一般的な熟成樽。
ピートPeat
泥炭。湿地帯で植物が数千年かけて炭化した土壌。麦芽乾燥に使うとスモーキーな風味が付く。
ブレンダーBlender
複数の原酒を調合してウイスキーの味わいを設計する職人。サントリーのチーフブレンダーは世界的に有名。
ポットスチルPot Still
単式蒸留器。銅製で、形状(背の高さ、ネックの角度)が酒質を決定づける。モルトウイスキーの蒸留に使用。

ま行

ミズナラMizunara / Japanese Oak
日本固有のオーク(Quercus crispula)。この材で造った樽で熟成すると白檀・伽羅・線香のようなオリエンタルな香りが付く。希少で高価。
モルトウイスキーMalt Whisky
大麦麦芽(モルト)を原料としたウイスキーの総称。ポットスチルで蒸留する。

や行〜わ行

ヴァッティングVatting
同じ種類のウイスキー同士を混合すること。モルトとグレーンの混合は「ブレンディング」。
ラインアームLyne Arm
ポットスチルの首部分から横に伸びる管。上向きだと軽い酒質、下向きだと重い酒質になる傾向がある。
ワームタブWorm Tub
蒸留器から出た蒸気を冷却する装置。螺旋状の銅管を水槽に浸したもの。現代ではシェルアンドチューブが主流だが、一部の蒸留所が伝統的に使用。